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【インタビュー】「詰め替えそのまま」を作った株式会社三輝様にお話を聞かせていただきました!(後編)

 

前回に引き続き、「詰め替えそのまま」を作っていらっしゃる株式会社三輝様へのインタビュー記事となっております。

 

第二部では、SDGsにどう取り組んでいらっしゃるか、そして今後の展望などお聞かせいただいたことをまとめております。

 

【株式会社三輝様とSDGsについて】

 

――SDGsなどの観点を考え始めたのはいつ頃ですか?

 

 

朝:SDGsの話題が出てきた5年前くらいです。

 

「詰め替えそのまま」を作り始めた15年前くらいは、実は詰め替え商品のほうが少なかったんですよね。

 

けれどSDGsやエコの観点が強くなってきてから、特に「詰め替えそのまま」がもっと話題になってきました。

 

 

私が入社したのもそのあたりで、企業でしっかりPR宣伝費を取って、SNSマーケティングやリブランディングしていこうとし始めた時期でした。

 

店頭でも手に取ってもらいやすいことを意識して商品の改良もしており、2021年くらいからは会社でSNSを駆使し始めて、エシカルやサスティナブルを考えてブランディングを始めました。

 

 

 

――そのブランディングの関係でhibinoとも今回コラボレーションして頂いた経緯ですか?

 

 

朝:はい(笑)

 

企業さんと積極的にコラボしていって、「こんな商品があるんだ」という色んな視点から「詰め替えそのまま」という商品を知ってほしいと思っています。

 

 

 

――エシカルなアイテムを知ることができ、コラボレーションができて私たちも嬉しいです!

 

 

 

【株式会社三輝様が考える展望は?】

 

――今後、三輝様が描いているビジョンを教えていただけますでしょうか。

 

 

朝:2点あります。

 

一つ目は、「詰め替えそのまま」の認知を広げ、世界にも使っていただくこと

 

二つ目に新たにエシカルに特化したブランドを作っていくことです。

 

 

 

――詳しくお聞かせください!

 

 

朝:一つ目の件はそのままですね。「詰め替えそのまま」の認知をより広げたいということと、販路を世界に広げたいと思っています。

 

海外のバイヤーの方と話して知ったのですが、詰め替え文化というのが海外では日本ほどないようでボトルでの販売ばかりだったそうです。

 

>現在SDGsの観点から徐々に詰め替えパックに目が向くようになっているといわれているので、詰め替えパックを考える場合に「詰め替えそのまま」を使っていただけるようにしたいと思っています。

 

 

 

――海外展開も考えてらっしゃるんですね。海外では詰め替えパックを使わないというのは驚きました。

 

 

朝:私もです(笑)

 

よく考えたら、海外の映画やドラマでもバスルームが日本ほどしっかりしていなくて、シャンプーなどのケア用品をユニットバスのサイドに直置きというのも珍しくないんですよね。

 

タオル掛けの場所などに吊り下げることを前提にしている「詰め替えそのまま」にはちょっと相性も悪いんです。

 

とはいえ、どのようにしたら海外でも手に取っていただけるか、ブランディング等考えています。

 

 

 

――少々話がずれますが、今後海外も含めて「詰め替えそのまま」が広まっていくとなると、類似商品やライバル商品が出てくることも考えたりもしますか?

 

 

朝:もちろん考えますが、なかなか少ないとも思います。

 

初期の加工の時にも少しお伝えしましたが、プラスチック製品の製作の大敵は温度変化による収縮や割れで、三輝でも作ってから3~5年は不具合も多く見られました。

 

生産の経験値が無いとなかなか手を出しづらいと思います。

 

 

 

【将来を見すえて作るブランド「SASISA」】

 

――なるほど。今までの経験があるからこそのアドバンテージですね!

 

もう一点の新しいブランドもお聞かせいただけますか?

 

 

朝:「詰め替えそのまま」からエシカルに興味を持ったこともあり、エコやSDGsに関してのブランドを作ろうと企画しています。

 

現在、ヒノキの間伐をしている企業さんとの連携と、三輝の工場と同じ地元である蒲田にある化粧品の企業さんとコラボしています。

 

間伐した木のおがくずを再利用した地球へやさしいアイテムを、というコンセプトで、まずはハンドクリームを作っています。

 

 

 

――ヒノキですか。日本伝統のものですし、香りも中性的なアイテムになるので使いやすそうで素敵ですね。

 

 

朝:ありがとうございます。

 

便利グッズはアイディアがないとなかなか生まれないけれど、エシカルという意識で考えると幅も広がります。

 

「詰め替えそのまま」のユーザーさんの大半は女性なので、その方々に利用していただけるブランドにしようと思ったのですが、まずは誰でも手に取りやすい商品がいいなと意見を交わしているうちにハンドクリームから作ろうとなりました。

 

 

 

――ハンドクリームだとどなたでも使いやすいですしね。ヒノキの香りはあるようでなかったアイテムですし、できたらぜひhibinoでも取り扱いたいです(笑)

 

 

朝:ぜひ(笑)

 

三輝は町工場なだけあって男性社員ばかりなので、女性の意見も聞きたいです(笑)

 

ブランド名はSASISAを予定していて、「やさしさ」から邪(や)を摂ったら「さしさ」になる、という想いからつけました。

 

 

 

――人にも地球にもやさしさを、という意味、素敵です。

 

最後に、何か一言お聞かせ頂けますか?

 

 

朝:「詰め替えそのまま」はだいぶ認知度が上がってきましたが、まだまだいろんな方に使っていただいてより衛生的にエシカルな生活を送っていただけたらと思います!

 

今後hibinoとも良い関係を築いて、またコラボレーションさせていただきたいと思います。

 

 

 

――ぜひ!またマルシェなど、機会を作れたらと思います。

 

このような貴重なお時間をいただきありがとうございました!

 

 

 


【株式会社三輝様 概要】

郵便番号:〒144-0032

住所:東京都大田区北糀谷1-20-8 三輝ビル

電話番号:03-3742-2345

FAX:03-3745-2359

HP:https://sanki-ota.com/

事業内容:

・金属加工事業

・プライベートブランド事業

 

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